「経営事項審査」(いわゆる「経審」)とは何ですか?

公共工事を発注者から直接請け負おうとする建設業者は、その経営に関する客観的事項について経営事項審査を受けなければなりません。
この客観的事項について審査結果を得ることで評点をつけられるのが経営事項審査(いわゆる「経審」)です。「客観的事項」とは、財務内容、完成工事高、資格者数など複数の審査対象項目のことです。
公共工事の受注を希望する国や地方公共団体などに、指名競争入札等資格審査申請(いわゆる「指名願い」)を提出することで業者登録してもらうわけですが、経審の評点を基に、国や地方公共団体などは建設業者をABCなどのランク付けを行い、そのランクによって発注金額を段階的に分けているのです。
つまりランクが高いほど、大きな請負金額の工事が受注できるチャンスがあるということです。
ちなみに「経営事項審査申請」は、平成16年4月より「経営規模等評価申請」に名称を変更しました。